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第四回 ラディック アクロライト編

今回はスネアドラムを紹介。


これは1960年代後半にラディック社で作られた一台。シェル(胴)はアルミで作られていて、フープはブラス(真鍮)製。他の金属胴、例えばスチール(鉄)やコパー(銅)なんかと比較すると、やや腰高で柔らかい音がします。イメージとしては金属胴と木胴の中間くらいでしょうか。


音馴染みが良く、主張し過ぎないので使い勝手は最高。サポートで参加する時とかはこれ一台あればなんとかなります。実際オレが呼ばれて行く場合は、ほとんどこれを持って行きます。

存在感が大き過ぎないので、早いテンポでバックビートを刻む時や、歌物で馴染ませたい時に活躍してくれます。今回のアルバムで言えば「さかあがり」や「バンド☆エイド」で使ってますが、まさに前述したタイプの違う二曲(笑)

ライブではほぼ100%グレッチのスネアしか使わないんですが、レコーディングとなるとラディックを多用します。

何故か?と言うと、いかにもスネアドラムと言う音がするから。スネアドラムは他の太鼓と違って、裏面に「スナッピー」と呼ばれる響き線が付いています。これがある事でギターの歪成分にも似た「ジー」と言うようなザラザラした音が足されて、あの「パン」とか「バン」みたいな音になります。

もちろんグレッチのスネアにもスナッピーは付いていますが、各メーカーや個体によってはあまり反応しなかったり、マイク乗りがイマイチだったりするので、結果的に反応もマイク乗りもいいラディックに落ち着く、と言う訳です。