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これはFENDERのCONCERT AMPで、おそらく1961年製。

数年前になぜかシャーシ部分のみが売りに出されていたのを見つけて購入。シャーシが錆びてサイドパネル部分が無かったり電源ケーブルが交換されたりしてましたが、音に関係するメインのパーツはほぼオリジナルでした。

入手後、一部パーツと電源ケーブルを交換、サイドパネルを溶接してアンプ部分は完成。でもシャーシ剥き出し状態では音も出ないし移動するにも大変...

なのでキャビネットを自作する事にしました。ネットでオリジナルのサイズを調べて、シャーシ実物と比較検討しながら木材を切り出します。本来、この時期のFENDERのキャビネットは、合板といって薄い板を何枚か貼り合わせたプライウッドを使っているんですが、せっかくなのでパインの一枚板で製作。角のジョイントも「ダブテイルジョイント」で、釘を一本も使ってない仕様。

スピーカーは知人から譲ってもらった1966年製のCTSと思われる10インチ4発。これで音に関係するメイン部分はほぼビンテージで統一されたので、音を出してみたらまんまビンテージFENDERサウンドでした!

正直そこまで人気のあるアンプ、って訳ではないのですが、このアンプでしか出せないサウンドを持ってます。それがビブラート。一般的なFENDERはオプトカプラーというパーツを使って、音を大きくしたり小さくしたりをコントロールするやり方なんですが、これは真空管のみでロータリースピーカーのような立体的なトレモロを作り出します。あまりに豪華な回路だったので、コスト削減の徹底しているFENDERではこの一台以外は採用されませんでした(^^;;

聞いていて本当に気持ち良い音のビブラート。フェイザーのようなトレモロのような、数台のエフェクターを重ね掛けしたような深みのある音です。「冬の怪獣」のイントロやエンディング等のほわ〜ん、としたその音を聞くことができます。