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第二回目にして早速ドラム以外の機材を紹介します(笑)

今回のアルバム「フルムーン」で、おそらく最も多用されたエフェクターがこれ。イギリスのJMI社が復刻したTONE BENDER mk1です。復刻と言うからにはオリジナルが存在していて、1965年頃に発売されたらしいです。生産も多くはなかったので、今では激レアな上、出回ってもそれなりの新車が買える値段!当然オレの手元にある訳が無いので、正式に復刻されたこいつを購入。

元々はローリングストーンズのサティスファクションのイントロで有名な、マエストロのFUZZ TONE FZ-1を手直しした回路で、それはイギリス人の技師、ゲイリーハースト氏が行った、って事までわかってます。で、このハーストさんがまだ御存命で、この復刻にもきちんと監修として関わってます。しかも「本物でなければ意味がない」との事で、当時のデッドストックのトランジスタを世界中から掻き集めて、やっと限定で発売された物です。

今までのアルバムでは、あまりFUZZと言うエフェクターは使わなかったのですが、このmk1を入手してから多用するようになりました。それまでFUZZと言えば、昔のGSとかで聞く「ミーミー」とか「ブチブチ」とか、あまり使えない音のイメージだったんですが、ちゃんとしたFUZZは全く違う印象でした。ギターのボリュームを絞れば上質なオーバードライブ、上げれば劇歪の爆音と、使い勝手も良く、いろいろな表情を見せてくれます。

今回のアルバムで一番わかりやすいのは、「想い出ガソリン」のイントロリフ。これはレスポールからこのmk1、アンプはHIWATTでした。他の曲でもボリュームを下げてバッキングを弾いたり、ソロで使ったりしてます。
中身は当時の本物に使われたのと同じトランジスタ、「OC75」と「2G381」が使われてます。ただでさえレアなパーツを、限定とはいえ量産できるくらい入手するには、どれくらいの手間と資本が必要なのか想像も出来ません。ホント、よく作ってくれたと感謝の思いです。
オレのFUZZ観を変えた一台であり、自作FUZZの限界を教えてくれた一台でもあります。で、その後のFUZZ買い漁りに繋がる(笑)

他のFUZZはまた別の機会に。