NEXUS アーティスト・インタヴュー:TRICERATOPS「トリオバンドとして独特なところにいる。そこは自信を持ってます」

今のトライセラトップスは、ライヴバンドとして無類の場所に立っている。

そういうことを痛感したのが、今年1月26日に中野サンプラザで行われた「TRICERATOPS 12-Bar"13"」公演。詳しくはライヴレポートの記事(http://nexus-web.net/live/future/triceratops/)にも書いたけれど、本当に特別な一夜だった。KAN、山崎まさよし、吉井和哉、そして小田和正という、世代もジャンルも超えたゲストを迎えて行われたこのイベント。でも、見所はその豪華さだけではなかった。全編アコースティックというスタイルで、だからこそ彼ら3人のアンサンブルの独特さが浮き彫りになっていた。何より、音楽の楽しさに満ちた一夜だった。

6月から7月にかけて、今度は本領であるバンドスタイルでの全国ツアーが予定されている。改めて彼らに「ライヴとは」というテーマで語ってもらった。

取材・文=柴那典

あの日は僕らが築き上げてきたものの一つのピークだった

――まずは中野サンプラザの「12-Bar"13"」について話を訊いていきたいと思います。本当に素晴らしいライヴで、いろんな魅力を詰め込んだスペシャルなイベントになったと思うんですけれども。終わった時にはどんな感慨がありました?

今回は特にゲストの方も多かったし、自分たちの曲以外もあったので、すごく一生懸命リハーサルをしていたので。最後の曲になったときには、充実感が特に強かったですね。成功したという手応えもあったんで、嬉しかったです。やり遂げたぞっていう気持ちがありました。
和田
あの日は今まで僕らが築き上げてきたものの一つのピークだった気がしてますね。特に、小田(和正)さんとのパートが終わった瞬間の、開放されたような感じは、我ながらすごくあって。やっぱり、それだけ特別なことをやったので。あそこまで練習しておいてよかったなって思います。もうちょっと「なんとかなるだろ」って思って軽い気持ちで挑んでいたら、すごく良くないことになってた気がする。バッチリやっといてよかったと思います。
吉田
ゲストで出ていただいた方たちと一緒にやれたのも楽しかったですし、自分たちにとってもトライアルだったんですよね。中野サンプラザという大きな会場は久しぶりだし、それをアコースティックでやるのも初めてだったんで。それがいい形でできたのも、すごく自信になりました。

――和田さんはMCで「12-Bar、すげえだろ!」って言ってましたよね。あれは会場の全員が頷いていたと思います。

和田
ははは、よかった。
吉田
そこまで2年弱くらい「12-Bar」というイベントをやってきて、それの積み重ねがあって上手くいったというのはありますね。アコースティックライヴをやるスキルが、そこで鍛えられたと思うんで。
 TRICERATOPS 12-Bar

アンチ“フォーク魂”みたいなのがあったんじゃないかな

――よくあるイメージのアコースティックと、トライセラのアコースティックって、全然違うんですよね。しっとりと弾き語りのバラードをやるみたいなイメージじゃなくて、アコースティックだからこそ攻めるという、グルーヴ感を見せたり、プレイの迫力で見せたりする。

和田
うん。

――まず、そういうところにゲストの豪華さだけじゃない見せ場があったと思うんですけれど。そこはどういう風に培ってきたんでしょう。

楽器の絡み方もみんなで研究してきましたからね。コードでジャカジャカ弾くだけじゃなくて、3人で聴かせられるように。
和田
アンチ“フォーク魂”みたいなのがあったんじゃないかな。勿論、フォークの人に尊敬してる人は一杯いますし、フォークで好きな音楽も一杯ありますけど。普通にアコースティックをやるとフォークっぽいムードになってしまいがちなので、そこにはアンチな気持ちがあった。どうすればもっとフォークじゃない感じで聴かせられるかという。

――ファンキーでしたよね。すごく。

和田
うん。アコースティックなんだけど、身体が動くようにやるっていうのはテーマでしたね。基本は同じギター、ベース、ドラムなんですよ。ただ、音は伸びないし、さらに和音を作る楽器が僕一人だけになるから、キツいところはあって。だから、だいぶ鍛えられたというのはありますね。
吉田
エレキギターで弾いてるリフはアコギでは同じように弾けないですし。
和田
それによってやらなかった曲もあるからね。これはエレキギターならではの曲なんだって、諦めた曲も結構あって。
吉田
そこで自分たちの曲を違う角度から見ることもできたんですよ。この曲って、こういう切り口にすると、こんないい部分があったんだって。そういう風に発展できる曲が多かったです。一緒にやらせてもらった曲もそうですね。特に“ラブストーリーは突然に”はすごくファンキーで。

――小田和正さんと一緒にやった曲ですよね。

和田
そうそう。あれはみんなカバーしたほうがいいですね! 自分でやってて、「すごい曲に手を出してしまったな!」っていう感じはありました(笑)。
 TRICERATOPS 12-Bar

TRICERATOPS

96 年に結成された 3 ピースロックバンド。メンバーは和田唱(Vo,G)、林幸治(B)、吉田佳史(Dr)。
97 年5月にインディーズよりミニ・アルバム『TRICERATOPS』を発表。同年 7 月『Raspberry』でメジャー・デビューを果たした。結成当時からリフを基調とした楽曲で踊れるロックを提唱し続けている。

http://www.triceratops.net/


連載・おとといミーティング
TRICERATOPS ”12-Bar” BOOK+CD

2013年2月6日(水)発売
単価:5,000円(税込) / 送料:500円(税込)
外箱入り/ジュエルケースサイズ
BOOK:全カラー196ページ

1) ライブ&オフ写真
2) ライター長谷川誠氏によるライブレポート
3) mk's memo(メイキング&ゲストとの対談 by 森田恭子)
4) シークレットちゃん(KAN)による、全ゲスト登場シーン検証
5) メンバーによる総括(座談会)

掲載アーティスト(登場順):
KAN / 松たか子 / 山崎まさよし / OKAMOTO'S / 土岐麻子 / 杏子 / 吉井和哉 / スガシカオ / ゆず / 奥田民生 / 仲井戸“CHABO”麗市

CD:宿題曲(TRICERATOPSライブ音源)
スローバラード / イケナイコトカイ / Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / 恋のバッド・チューニング / ORION / 冷たい頬 / A面で恋をして / Monster / ラ・ヴィアンローズ / 瞳はダイアモンド / しるし

限定商品となりますので在庫がなくなり次第販売終了となります。

■購入方法
<郵便振込>
郵便局の振込取扱票に下記必要事項を記入の上、商品の合計金額+送料500円をお振込ください。※お振 込の際は金額をお間違えのないようご注意下さい。

加入者名:TRICERATOPSファンクラブ
口座番号:00190-8-371719
払込金額:12-Bar(BOOK+CD) 5,000円(税込)×御希望冊数+送料500円
通信欄:"12-Bar" 希望冊数、郵便番号、住所、氏名、電話番号を必ずご記入下さい。

<WEB SHOP>
TRINITY=ARTIST SHOPよりお買い求めください。
<一般のレコード店>
在庫の状況は各レコード店にお問い合わせいただきますようお願いします。



< TOUR INFORMATION >
TRICERATOPS 2013 SUMMER TOUR

6月21日(金) 横浜BLITZ
6月23日(日) 柏PALOOZA
6月28日(金) 金沢EIGHT HALL
6月30日(日) 浜松Live House窓枠
7月06日(土) 仙台MACANA
7月07日(日) 高崎FLEEZ
7月13日(土) 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2
7月15日(月・祝) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
7月20日(土) 名古屋CLUB QUATTRO
7月21日(日) 水戸LIGHTHOUSE
7月26日(金) 大阪BIG CAT
7月27日(土) 福岡IMS HALL
7月30日(火) 赤坂BLITZ



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