NEXUS アーティスト・インタヴュー:SEBASTIAN X

SEBASTIAN X が、4月30日の上野水上野外音楽堂にて初の野外イベント「SEBASTIAN X presents 『TOKYO春告ジャンボリー』」を開催する。上野の街に個性派のメンツが集うこのイベントは、メンバー自らブッキングや会場の選定を手掛け、DIYスタイルで準備を進めてきたという。シチュエーションもラインナップも他とは一風変わった、肩の力を抜いて様々な角度から自由にその場を楽しむことのできる、“音楽のお祭り”になりそうだ。このイベントに込めた思いと出演陣について、4人に語ってもらった。

取材・文=柴那典

知らなくても来た人が絶対楽しめる。そういう信頼感のある人達

――まず、そもそもどういうところからこの「TOKYO春告ジャンボリー」をやろうということになったんでしょう?

永原
去年は、バンドにとっていろいろなことが一杯一杯で、先を考えながら何かをやるより、今やることに夢中になっていた年だったんですよ。で、アルバム『FUTURES』のツアーを終えて「どうしよう?」ってスタッフとメンバーで喋っていた時に、まずは自分たちが主催するイベントの旗を打ち立ててみようか、という。

――春に上野でやりたいというのがスタートだった?

永原
最初は、『FUTURES』のツアーで京都のボロフェスタのようなDIY色のあるイベントに出演して、そういう人達に刺激を受けたんですよね。そこから、ショーケースっぽくないイベントをやりたいという気持ちがみんなに出てきたという。
飯田
ボロフェスタって、(関わっているスタッフやアーティストが)大変そうだけどすごく楽しそうにやってるんですよ。あの感じがちょっと羨ましくて。

――自分たち発信でDIYでやろうということで話が始まったんですね。そうなると、誰に出てもらうかも通常のイベントとは発想が違ってくるわけで。

永原
そうですね。まず自分たちのフィルターを通して選んでいくというのが根本にあって、シンプルに好きな人達を選んでいった感じです。

――「TOKYO春告ジャンボリー」の出演陣って、ジャンルも音楽のスタイルも、バラバラじゃないですか。でも、どの人達も丸腰で勝負できるタイプの人が集まってる感じがするんですよね。

永原
そうかも。「あの人も出る、あの人も出るんだ!」って感触のイベントじゃなくて、出るバンドを知らなくても来た人が絶対楽しめる。そういう信頼感のある人達を呼びたかったというのはあります。ライヴハウスとかに普段行ってる人達は、Panorama Steel Orchestraとか、たぶん知らないと思うんですよ。でも、観たら絶対面白い。そういうのを中心に考えました。
SEBASTIAN X
上野駅前 交差点にて (Photo by 畑江彩美)


――じゃあ、このメンツの中で最初に決まったのは?

全員
Wienners!
飯田
練習してるスタジオが一緒で、口約束で「出てよ!」「いいよ!」みたいな感じだったんで、まず決まりましたね。
沖山
今までも企画に出てもらってたけど、野外で一緒にやりたいと思ってたんですよ。
永原
意外と共演する機会がそんなになくて。でも、スタジオで毎日のように合ってるので、対バンしてるようなつもりになっていて(笑)。じゃあ呼ぼう、という感じですね。

――その次に決まったのは?

沖山
口約束レベルで言ったら笹口さんかな。同時くらいですね。
工藤
笹口さんも近しい関係性ですしね。
沖山
僕らが自主企画をする時には大抵出てもらってるくらいの安定感です(笑)。
飯田
準レギュラーみたいな(笑)。

――笹口さんは様々な形態で活動されていますけれど、太平洋不知火楽団じゃなくて、笹口騒音ハーモニカとしての出演なんですね。

永原
どっちも出て欲しかったんですけどね。太平洋不知火楽団はやっぱりバンドなんで、大きい音でやってほしいんですよ。でも笹口騒音ハーモニカって、いわばジョーカーじゃないですか(笑)!? ここはジョーカーを出さないとなって思って、お願いしました。

――奇妙礼太郎さんはどうですか? どんな関係から?

飯田
去年何度か同じイベントに出ていたりもしたんですけれど、ちゃんと対バンできたのは去年の年末なんですよ。だから、これからどんどん仲良くなっていきたい人というか。すごくライヴがよくて楽しかったし、野外ステージで、大人数の賑やかなのがいいなっていうのがあって、オファーさせていただいたんです。

――奇妙礼太郎トラベルスイング楽団だと、上野のステージは合いそうですよね。

永原
そうなんですよ。外で聴こえる感じが似合うと思っていて。奇妙さんの音楽って、空の広い、開放されてる空間で聴きたかったんですよね。私がそう思ってるってことは、そういう人は多いだろうと。
飯田
今回のラインナップで強いて共通している部分があるとしたら、みんな、上野水上野外音楽堂の、あのステージが似合う感じなんですよね。「あそこでやってもらいたいのは誰だろう?」という選び方をしました。

SEBASTIAN X

2008年2月結成の男女4人組。新世代的な独特の切り口と文学性が魅力のVo.永原真夏の歌詞と、ギターレスとは思えないどこか懐かしいけど新しい楽曲の世界観が話題に。インパクト大のパフォーマンスも相俟って、ライブハウス・シーンでも一際目立ちまくっている存在になっている。2011年10月、1st Full Album『FUTURES』リリース。 そして、2012年4月30日に初の野外イベント『TOKYO春告ジャンボリー』を開催。

http://sebastianx.info/


フライヤー

SEBASTIAN X presents
TOKYO春告JAMBOREE

日時:4月30日(月・祝)
会場:上野水上野外音楽堂
OPEN 13:00 / START 13:30
出演:
 SEBASTIAN X
 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
 Wienners
 蜜
 笹口騒音ハーモニカ
 音沙汰 (from SEBASTIAN X)
 Panorama Steel Orchestra
  (ミディアムセット)
 Turntable Films

チケット発売中!
ローソンチケット (Lコード:78547)
イープラス (PC・ mobile)
ぴあ (Pコード:161-730)

TOKYO春告ジャンボリー


SEBASTIAN X



奇妙礼太郎トラベルスイング楽団



Wienners






笹口騒音ハーモニカ



Panorama Steel Orchestra



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