東名阪ツアー「OS 05」直前対談 la la larks × 1000say「積み重ねることによってできあがっていくライヴを感じてもらえる滅多にない機会だと思う」


la la larksがゲストバンドを迎えて展開しているライヴイベントが「OS」シリーズ。「OS 04」と同じく東名阪ツアー形式で行なわれる「OS 05」は11月20日(木) 大阪心斎橋JANUS、22日(土) 名古屋大須ell.FITS ALL、12月3日(水) 渋谷TSUTAYA O-WESTで開催されるが、1000say、感傷ベクトルを招聘しての3マン公演となる。

独自の音楽性はもとより、各々のスタイルで繰り広げられるステージングが観どころのイベントと言えるが、さらにスペシャルなセッションが待ち構えていることでも話題。特に感傷ベクトルはニューアルバム『君の嘘とタイトルロール』、1000say(ア サウザンド セイ)もこのタイミングで3年振りのパッケージ盤となるシングル『EXPOSITION』(JAPAN EXPO 15周年記念公式テーマソング)をリリースするタイミングであり、ともなればイベントのキュレーターを務めるla la larksにも新曲の披露が期待されるところだが…。いずれにしろ3バンド共に最新形の姿を披露してくれるはずだ。

la la larksの歌姫、内村友美は以前はSchool Food Punishment、ドラマーのターキーはGO!GO!7188で活動してきたが、1000sayはその頃から彼らと親交を深めてきたという。そして常に新たなかたちのロック/ポップミュージックの可能性を探るとともに、国内外問わず独自の活動を展開している共通項もある。このたび「OS 05」で念願の競演を果たすというla la larksの内村友美、ターキー、1000sayのAPI、MANによる対談が実現。「OS 05」に向けてのトークセッションはもとより、今の時代のバンドの在り方などについても語ってくれており、実に興味深い内容となった。

取材・文=北村和孝

今を切り取るっていうより少し先の何かを切り取っている

――そもそもお互いの接点はどこから?

MAN
tokyo pinsalocksのイベントに1000sayが出たときに、ターキーさんがイベントを観にきていて。凄い憶えているのが、アンケートに本名で答えてくれていたんです。
ターキー
書いたかもしれない(笑)。気になったんだろうね。
MAN
本名だからまさかターキーさんだとは知らなかったし(笑)、しかも褒めてくれていたのでいまだに取ってありますよ!(笑)
一同
(笑)。
MAN
まだボクらがデビューする前ですね。それで打ち上げで仲良くなって、しかもそのときターキーさんとボクの住んでいたところが近所で。「タクシーで帰るけど乗ってく?」って送ってもらったりして。内村さんはボクらの『STARGAZER ORCHESTRA』(08年/1stミニアルバム)のレコ発のとき、School Food Punishmentに出演してもらったんです。当時リハスタに行くとsfpのポスターが貼ってあったから気になっていたし、対バンしたいバンドをMySpaceで掘っていたときにsfpを改めて聴いて、飛び込みでメールしたんですよ。ボクらにとって最初のレコ発だったし、スペシャルなものにしたかったから。
内村
当時周りにシンセが入っているバンドはあまりいなかったから、珍しい共通項のあるバンドだなって思っていましたね。
MAN
sfpの音を聴いたときに、今を切り取るっていうより少し先の何かを切り取っている、未来っぽいというか。そういう感じってボクらが目指しているものでもあったし、サウンドのアプローチは違ったけれど、“こういうやり方もあるのか!”って聴いてショックを受けたところがありました。
API
私もMySpaceで聴いたとき、内村さんの歌声が印象的で。電子音っていうのも好みだったけど、内村さんの声がめちゃくちゃ気になったんです。

――先ほどの未来っぽさっていうのはla la larksにも、1000sayの音楽にも感じる部分ですね。

ターキー
今の若いバンドにはどれも同じように聴こえちゃったりするけど、そことは差を出したいし、せっかくキーボードがいるバンドに入ったので。
MAN
シンセを面白く使っているバンドって絶対リズムパターンが一筋縄ではなかったりしますよね。スネアの入れ方とかに一癖二癖こだわりがあるなっていう。

――ポストロックのシーンが落ち着きつつあった00年代末とかに、皆さんのようなシンセサイザーの入った未来志向の音のバンドが出てきた印象があるんです。

MAN
ボクらの場合、モーグの音をバンドに入れたいっていうのが最初だったんだけど、実際シンセを導入するといろんな音が出て面白かったんですよ。楽器に導かれたところはあったかな。ドラム、ギター、ベース3つのカッコ良さは絶対あるんだけど、それだけでは自分の作りたいものが作れないってわかっちゃったというか。

――ターキーさんはソリッドな3ピースバンドをやってきたわけですが。

ターキー
トリオバンドとかロックなものしか聴いてこなかったから、その頃はイメージ的に全然違う人達というか。ただずっとトリオでやっていると、足りないものを補ってくれるしキーボードが入ってくれるといいなと思ったり。

――la la larksは本当に驚きのメンバーが集まりましたよね。

ターキー
飲んでいると集まるんですよ(笑)。
一同
(笑)。
ターキー
江口亮と三井律郎は元々同じ事務所関係で共通項はあるんですけど。江口は内村(School Food Punishmentの)をプロデュースする間柄だったりとか。一番の驚きはSADSのクボタケイスケですよね。彼は知り合いの知り合いだったんです。セッションするときにベースを探していたら“クボちゃんカッコいいよ”って。そしたらたまたま飲んでいたときに誰かが連れてきたんですよ。俺も、内村がなんか新しいことを始めるって話を江口から聞いたとき、“ドラムがいないからやってくれませんか?”的な感じになって。そのときは俺もバンドが解散した後だったから、飲んでいると“あぁ、いいよ”って言っちゃうじゃないですか(笑)? その感じですからね。

――(笑)。GO!GO!7188のパブリックイメージ的なドラミングしか知らない人は、la la larksのターキーさんのドラミングを聴いたら驚くでしょうね。

ターキー
今までやったことがないタイム感とかが難しかったんだけど勉強になりましたね。自分の頭の中にはなかったフレーズだったから。

――la la larksのサウンドってジャムセッションでできる感じじゃないですよね。

ターキー
5人集まったときはもう何曲かあったよね。
内村
江口さんが何曲か余白を残したようなデモを作っていて。それを皆に事前に送ってあって、それを合わせてみるのが最初の作業でした。
ターキー
楽しかったよね。別にそれまでが楽しくなかったわけではないけど(笑)。初めて演るときって楽しいですよね。
内村
当初はバンドではなくて、ヴォーカルも含めて流動的に変わるイメージで、登録制バイトみたいなプロジェクトにしようって話だったんですけど、実際5人で集まってスタジオに入ったら物凄い楽しくて(笑)。“こんな風に自分を楽しいって思わせてくれたのに、皆のことをサポートメンバーとかって言われるのは凄い嫌だな”と思ったし、la la larksがセカンドバンドみたいに見えるのも嫌だったし、ちゃんとバンドとしてやりたいと伝えて。

la la larks presents [OS 05]

11月20日(木) 大阪・心斎橋JANUS
la la larks / 1000say / 感傷ベクトル
open 18:00 / start 19:00
前売り 3,000円 / 当日 3,500円(D別)
info:JANUS 06-6214-7255

11月22日(土) 名古屋・大須ell.FITSALL
la la larks / 1000say / 感傷ベクトル
open 17:30 / start 18:00
前売り 3,000円 / 当日 3,500円(D別)
info:ell.FITSALL 052-211-3123

12月3日(水) 渋谷TSUTAYA O-WEST
la la larks / 1000say / 感傷ベクトル
open 18:00 / start 19:00
前売り 3,000円 / 当日 3,500円(D別)
info:TSUTAYA O-WEST 03-5784-7088



la la larks

la la larks

2012年、各々のバンドで活動をしていた内村友美(School Food Punishment)、江口亮(Stereo Fabrication of Youth , MIM)、三井律郎(THE YOUTH , LOST IN TIME)、クボタケイスケ(Sads)、ターキー(GO!GO!7188)で結成。ライブを中心にインディペンデントな姿勢をキープしつつ活動。

2014年6月4日、自身初の全国流通版シングル「ego-izm」をフライングドッグよりリリース。同年4月から放送されたTOKYO MX系アニメ「M3~ソノ黒キ鋼~」のエンディングテーマとして使用され、注目を集める。


< RELEASE INFORMATION >

『ego-izm』

2014年6月4日(水)発売
VTCL-35183 / 1,300円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. ego-izm
2. end of refrain
3. earworm
4. ego-izm(Instrumental)
5. end of refrain(Instrumental)

< LIVE INFORMATION >

■FM AICHI presents「STAND UP!」
12月21(日)
名古屋大須 ell.FITS ALL
la la larks / Suck a Stew Dry / and more

■「MUSIC HOURS」
2015年1月10日(土)
代官山LOOP
LIVE:DE DE MOUSE + Takashi Yamaguchi / la la larks / and more
O.A:EDO CITY

http://kitiin.com/


1000say

1000say
-A THOUSAND SAY-
(ア サウザンド セイ)

2005年にMAN (vo,g)、API (vo,b)、MICHELLE (syn)、NON (ds)が揃い、男女ツインヴォーカルをフィーチャー、生々しいバンドサウンドとシンセサウンドを融合した先進的な音楽性で注目を浴びる。
2008年にミニアルバム『STARGAZER ORCHESTRA』でデビュー。現在までに3枚のミニアルバム、2011年に国内初のミュージック・アプリ・シングル「HANE」を発表。同年に1stフルアルバム『APOLLON』をロック・チッパー・レコードよりリリース。国内外で大きな話題を呼んだ。
2011年よりヨーロッパ最大のカルチャーイベント “JAPAN EXPO”に毎年招聘されているほか、“千ノ陣 VSシリーズ”など主催イベントを展開。
2013年、デビュー5周年を記念しての東名阪ワンマンツアー“NONZOの逆襲”を成功させた。

< RELEASE INFORMATION >

live-limited single
『EXPOSITION』

1000say『EXPOSITION』

2014年11月20日(木)発売
ATSC-1002 / 500円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. EXPOSITION
2. EXPOSITION-SCRAMBLE METRO remix-
※11月20日(木) 大阪心斎橋JANUSにて開催のla la larks presents[OS 05]より、販売開始

http://1000say.main.jp/



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