NEXUS アーティスト・インタヴュー:ギターウルフ「ライヴは一番格好つけられる場所」――ギターウルフの3人が語るステージとツアーライフ

やっぱりこの人たちのライヴはすごい。何度も観てきたけれど、そのたびに理由なしにすごいと思わせられる。

アルバム『野獣バイブレーター』を引っさげての全国ツアー「ツアーマグマ2013」を終え、6月からヨーロッパツアーに旅立つギターウルフ。僕はツアー最終日の代官山UNITを目撃したのだが、セイジさんがギター振り回して客席にトスバッティングでボールを打ち込むわ、アンコールの“マグマ信長”で突如ほら貝吹いて「戦だー!」と叫ぶわ、かなりハチャメチャで最高だった。“KICK OUT THE JAMS”でお客さんを引っ張りあげてギターを弾かせたり、“高校生アクション”で組体操のピラミッドを作らせたりと、彼らのライヴではもはや定番になっているけれど冷静に考えたら他に誰もやってないパフォーマンスも、独自の熱狂を生み出す。革ジャン、革パン、サングラスの3人が全力でロックンロールを鳴らす格好良さ。一度体験すればその真価がわかると思う。

90年代から当たり前のように海外を回り世界中のライヴハウスを熱狂させてきた、まさに日本が世界に誇るロックンロールバンドの彼らに、今回NEXUSではNOTTV番組「LOVE & ROCK」と連動したインタヴューを実施。「ライヴとは?」というテーマで、3人に語ってもらった。

取材・文=柴那典 撮影=三島タカユキ

ギターウルフ

ライヴをやってて身体中が攣ったのは初めてだった



――まず、先日終了した「ツアーマグマ」を振り返っていただいて、印象的だったことは?

セイジ
そうだなあ、最後の代官山UNITのときかな。ライヴをやってて身体中が攣ったのは初めてだった。最後の最後だったんだけど、ビックリしたね。指とか足はよくあるんだけど、腕から腹から全部攣ってたんで(笑)。

――最後というと、アンコールの“アイ・ラブ・ユー、OK”のときですか?

セイジ
そう。必死でしたね。最後だからよっぽどだったんだろうね。出し切ったと思う。
トオル
オレもその日、ライヴの本編の後半から最後まで両手両足のあらゆる筋肉が攣っていて。きっと楽しくなっちゃうと、気付かないんでしょうね。ノリノリでやってると、ブレーキをかけなくなっちゃうのかな。
セイジ
麻痺してたね(笑)。

――U.Gさんはどうですか?

U.G
俺は攣ってはないけど(笑)。まあ、今回のツアーはどこも印象に残ってますね。特に新潟はすごかったな。暑くて暑くて、壁も天井もビシャビシャになってた。上からポタポタ水が垂れてくるくらいで。
ギターウルフ

こんな楽しいことが世の中にあるんだ、という感じ

――ツアーを終えて『野獣バイブレーター』というアルバムを振り返って、どういう実感がありますか? 完成直後とはまた違った実感があるんじゃないかと思いますけれども。

U.G
確かに手応えは違うね。実際、ライヴで曲が変わってきたから。
トオル
ツアーが終わっちゃって、寂しいんですよね。自分は基本的に、ずっとツアーでもいい人間なんで。でも、今回はいいアルバムだったね。ツアーで新曲を全部やるなんてなかったからな。
セイジ
『宇宙戦艦ラブ』もいいアルバムを作った感じだったけど、今回はまた違ったね。もっとツアーやってもよかったな。
トオル
毎回そうだけど、こんな楽しいことが世の中にあるんだ、という感じなんだよね。

ギターウルフ

セイジ (ギターウルフ) (Vo,G)
トオル (ドラムウルフ) (Dr)
U.G (ベースウルフ) (Vo,B)

1987年結成。1992年、インディレーベルよりリリースされたオムニバスにてデビュー。1993年のアメリカツアーを皮切りに、ヨーロッパ、南米、オーストラリアなど世界中でクラブサーキットを敢行、各地でデビューを果たし爆発的な人気を得る。1997年、Ki/oon Recordsより1stアルバム『狼惑星』をリリース、さらなる快進撃に拍車をかける。2005年にBilly(B)が急逝。同年、新ベーシストとして当時若干19才だったUGが加入。結成25周年を経て、2013年に2年4ヶ月振りの11thフルアルバム『野獣バイブレーター』をリリース。日本が世界に誇るジェットロックンロールバンドとしてさらなる進化を続けている。

http://www.guitarwolf.net/


11th Album
『野獣バイブレーター』

初回生産限定盤(CD+DVD)
 KSCL 2203-4 / 3,000円(税込)
通常盤(CD)
 KSCL 2205 / 2,700円(税込)

■収録曲
01. 野獣バイブレーター
02. メソポタミアロンリー
03. ガソリン子守歌
04. 幽霊ユー
05. ロボットマリア
06. バッティングセンター
07. サファイヤCITY
08. マグマ信長
09. ゲロナイト
10. 地球 VS エイリアン
11. 女マシンガン

【ライヴ情報】
6/01
「ロックンロールバイブレーター」@岐阜CLUB ROOTS

6/06
「ロックンロール新世紀〜Ultra Dynamic Stroll On! vol.4 That Is Rock And Roll!編」@下北沢GARDEN

6/09
「ぐるぐるTOIRO2013」@さいたまスーパーアリーナTOIRO

6/12〜7/10
「TOUR MAGMA 2013 EU」@ヨーロッパ11カ国24公演

8/16&17
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO」@石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

9/23
「ロッケンロー★サミット2013〜渋谷頂上決戦〜」@渋谷AX

more info:www.guitarwolf.net

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