NEXUS 珍企画:クリープハイプの尾崎世界観とプロ野球観戦して来ました!?

新進気鋭のロックバンドでもあり、でも実は結成から10年以上経っているという試行錯誤を経た上で今のブレイクスルーを迎えているバンドでもあり、実際には10年の中でメンバーはずっと固定せず、ヴォーカルの尾崎世界観が一人になってしまった時期さえあるバンドでもあり、その経験さえソングライティングの糧になっているほどの才能を秘めている4ピースロックバンド「クリープハイプ」。
 そのソングライターでありヴォーカリストでもある尾崎世界観は、プロ野球ヤクルト・スワローズファンとして有名である。何故有名かと言えば、ツイッター等(https://twitter.com/ozakisekaikan)でもヤクルトの勝敗に一喜一憂しているという、無防備さを彼自身が拡散させているからである。

 そんな尾崎世界観と、ネクサススーパーバイザーである私鹿野で野球を観に行く事になった。何故かと言えば、それは僕がジャイアンツファンである事を含め、野球談義に花が咲いたからである。最初はジャイアンツファンなどとは野球話をしたくないという表情だった尾崎だが、アーティストは誰だって度を超えた負けず嫌いである。だんだん野球談義は熱を帯び、ならば共に観戦しに行って決着をつけようじゃないかという事になった。
 というわけで、これは9月23日にヤクルトVSジャイアンツを観に行った、「ただの」、「それだけの」、「言ってみれば取るに足らない」ドキュメントである…………。何しろ読め!

尾崎
鹿野さん、僕はね本当はこんな所に来たくないんですよ
鹿野
何で? 東京ドームシティって最高じゃない。ほら、ローラースケート場もあるし
尾崎
スケートやりませんよ
鹿野
そっか。スワローズ負けてヤケになったら場外馬券場で有り金使い果たせばいいじゃない
尾崎
博打もやりませんから! そもそも野球が終わる時間は競馬も終わってますって
鹿野
じゃあ、後楽園ホールで――
尾崎
だ・か・らぁ、プロレス観てどうするんですか。そもそも僕、バンドやってるんですよ。東京ドームシティホールでライヴやれって何で言ってくれないんですか
鹿野
だってもう、あそこでやったってソールドアウトするでしょ、今の状況じゃ。そんなの面白くない。だったら、スパランドのラグーナでサウナ入って――
尾崎
あ、それいいですね。行きましょう。鹿野さんが僕をロックバンドのヴォーカルとして認めてくれているかどうかはさておき、サウナも風呂も素晴らしいですから、行きましょう

というわけで、栄えある東京ドームへ入場。

尾崎
どうもねえ、今シーズンもスワローズは一進一退でハラハラしっぱなしでしたけど、でもどうやら3位になってCS(クライマックスシリーズ)出場は決まりそうなので、ひと安心です
鹿野
それ言えば、ジャイアンツなんて開幕直後は酷いものだったよ。でもまぁ、原さんが監督だからね。いい監督がいれば必ず、局面は打開できるんだなあ、これが
尾崎
そうですよねえ。腹が――
鹿野
違うだろ、腹じゃなくて原だろ
尾崎
まあ同じもんですけど。その原がいい監督かは置いといて、スワローズの小川監督は流石ですよ。なかなかいないですよ、代行監督から名監督と言える采配を振るえる人なんて
鹿野
そうだよね。スワローズっていい監督出してるよね、ノムさん(野村克也)でしょ、若松でしょ、執念深いというか、暗いというか、そういう人が多いからかな
尾崎
失礼ですね、鹿野さんはイチイチ。でもまあ、勝負事なんてね、根に持ってなんぼのもんですから
鹿野
もしかしてロックも……
尾崎
そうですよ。僕の曲なんて、すべて根に持ってるものが溢れ出た曲ばかりですから。それが曲を書く理由なんですから。そういう気持ちは大切なんです
鹿野
うーん、あまりにも的確過ぎて反論出来ない。まあそうだよね。映画監督とかもさ、あの恨みを何とかしてはらしてやる、あそこで出来なかった事を映画の中でやってやるみたいな、狂気じみた執念と才能が合わさった人が名監督になるものね。そう考えると小川監督は素晴らしいルサンチマンを抱えてそうだな
尾崎
(むしゃむしゃ)
鹿野
お前、さっきからするめばっか喰ってるな
尾崎
これ、青森で鹿野さんが買って来てくれたもので、美味いですよ。ビールが進みます
鹿野
だいたいさ、するめとビール、そしてプロ野球、しかもヤクルト。なんか新進気鋭のバンドとして考えると、レトロというかおっさん臭いというか
尾崎
そんなこと言わないで下さいよ。当たってるんですから、その指摘。野球はね、子供の頃から好きでね。まさるがよく連れてってくれたんですよ
鹿野
まさるさん、よく出て来るよね、尾崎の人生の中で
尾崎
そりゃそうですよ、まさるは僕の親父ですから。まさるはね、インタヴューとかもチェックしまくっててね。この前、『鹿野さんって人、この人は大切にしろよ。わかってくれてるぞ、お前の事を』って言ってたんですよ

クリープハイプ

2001年、クリープハイプを結成。3 ピースバンドとして活動を開始する。
2005年、下北沢を中心にライブ活動を活発化。ライブを観たいろんな人から「世界観がいいね」と言われることに疑問を感じ自ら尾崎世界観と名乗るようになる。
2008年9月、メンバーが脱退し、尾崎世界観の一人ユニットとなる。
2009年11月にGt. 小川 幸慈 Ba. 長谷川カオナシ Dr. 小泉 拓を正式メンバーに迎え、本格的に活動をスタート。
2012年4月 メジャーデビュー

http://www.creephyp.com/


1stシングル
『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』

2012年10月3日(水)発売
初回限定盤CD+DVD(ライブビデオ8曲収録):1,890円(税込)
通常盤CD:1,260円(税込)

[CD収録曲]
※初回限定盤・通常盤共通
1. おやすみ泣き声、さよなら歌姫
2. 転校生
3. 明日はどっちだ
4. グレーマンのせいにする 〜2012年6月9日、赤坂BLITZにて

[ DVD収録内容 ]
1. 愛の標識
2. 愛は
3. SHE IS FINE
4. オレンジ
5. 身も蓋もない水槽
6. HE IS MINE
7. イノチミジカシコイセヨオトメ
8. 手と手


【ツアー情報】
東名阪ツアー「アンコールはどうする?」
11/23(金)、24(土) 東京 キネマ倶楽部
11/30(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
12/02(日) 梅田 CLUB QUATTRO

【ライヴ情報】
11/02(金) 野外音楽堂ロックフェス in TOKAI(東海大学建学祭)
11/05(月) 尾崎世界観の日(※尾崎世界観のみ)
12/28(金) COUNTDOWN JAPAN 12/13



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