NEXUS アーティスト・インタヴュー:CREAM「J-POPのネクストレベルを目指してる」 ――CREAMを支えるクリエイティブな戦略

2013年2月にメジャーデビューアルバム『DREAMIN'』をリリース、7月には1stシングル『Wonderland』をドロップした「次世代プロデューサーズ・ユニット」、CREAM。シンガーソングライターのMinamiとラッパー/トラックメイカーのStaxx Tからなる二人組が鳴らす音楽の面白さは、「新しいJ-POP」を探ってるところにある。R&BやヒップホップやEDM、そういう沢山の源流が流れ込んだカラフルな曲調。クラブ・ミュージックとしても通用するエッジィさとJ-POPとしての浸透力を両方持っているのだ。

「CREative」と「teAM」という言葉の融合というユニット名の通り、m-floや安室奈美恵などへの曲提供、TERIYAKI BOYZ®やVERBALへのフィーチャリング参加など、クリエイターとしても活躍する二人。自ら立ち上げたYouTubeチャンネル「CREAM VISION」もトータルの再生回数1,600万回を超え、夏フェスへの進出も実現。ユニットへの注目と可能性が大きくなっていく中、その躍進をもたらしたクリエイティブな戦略性、そしてCREAMとして目指す先を二人に語ってもらった。

取材・文=柴那典

「CREAM VISION」から僕たちの発信が始まった

――CREAMというユニットを見ていると、ただ単に「音楽をやりたいからやってる」というよりは、ちゃんとヴィジョンと目的を定めて、プロジェクトとしてやってるように思うんですよ。

Staxx T
ありがとうございます。まさにそうなんです。

――だから、今回の取材は、単に新曲のインタヴューというよりは、今年の2月のメジャーデビューアルバム『DREAMIN’』、その後のツアー、そして新曲とフェス出演という、ここ1年の流れを聞きたくて。まず、どういうところからCREAMのプロジェクトは始まったんでしょう?

Staxx T
まず僕たちがCREAMとして音楽を発信することを始めた第一歩が、「CREAM VISION」っていうYouTubeのチャンネルだったんですよね。それが2011年3月のことで。

――その時点では、どういうツールとしてそれを捉えていたんですか?

Minami
まず、私たちは前身のグループを3年間やってたんです。でも、デビューもできなかったし、メンバーが脱退してCREAMになっても、誰も興味を示してくれなかった状態で。だから、何かしら自分たちで発信して、人に自分の音楽を聴かせたいっていう気持ちから始めたんですよ。だから、海外でカヴァーをやってる人たちとか、流行ってるYouTubeの動画とかを見て、それを上手く取り入れてCREAM流にしたらどうなるんだろうっていうところで「CREAM VISION」を始めて。最初はとりあえず面白いと思ったことはとにかくやってみましたね。バンジージャンプしたり(笑)。
Staxx T
要は再生回数が欲しいんです。どれだけ自分たちの存在を知ってもらえるかっていうのが一番の目的だったんで。でも、バンジージャンプをやったところで全然再生回数が増えなくて。あんなに怖かったのにこれだけ?みたいな(笑)。
Minami
再生回数増えなかったね、あれは(笑)。
Staxx T
でも、ああやって僕たちがやってきたことを残しておいたことで、CREAMの歴史を振り返れるようなアーカイブにもなってるんです。最初はビデオのクオリティも低いんですけど、徐々に音質も画質が上がっていって、こうやってやってきたらメジャーデビューまで辿り着くんだ、みたいな足跡が残ってる。これから先デビューしたいと思う人にも一つのヒントになればいいなって思います。

K-POPのカヴァーで再生回数が飛躍的に伸びた

――そうやって試行錯誤しながら動画を公開していくなかで、こういうことをやれば再生回数が増えるって気付いたものは?

Minami
K-POPのカヴァーでした。BIGBANGとか2NE1とか。“ガラガラGO!!”とかが流行り始めたころで。まだ日本のアルバムも出てないから、ここで日本語の歌詞つけたらいいんじゃないかって。
Staxx T
たとえば2NE1の「LONELY」の日本語ヴァージョンが出る前に勝手に日本語歌詞つけてカヴァーしたりすると、僕たちが好きな洋楽をカヴァーしたときより、再生回数が飛躍的に伸びた。K-POPを普段聴いてる人たちがそういうのを待ってたみたいで、そのニーズとちょうどいい感じにハマった。そういうことなんだって思ったんです。まずは実際にその曲を聴いてる人がどれだけ多いかが重要で。それに、自分たちと音楽性が近いというのも大きい。そこから「BIGBANGのカヴァーやってた人たち、オリジナルもいいんだよね」みたいに、ファンになってくれる人をピンポイントで狙うようになりました。
Minami
ただ、音楽性もすごい大事にしていて。ただ単に再生回数を稼ぎたいなら、いくらでもカヴァーしていい曲もあるけれど、自分たちが本当に格好いい、リスペクトしてるアーティストのものだけをカヴァーするっていうスタンスですね。

――なるほどね。当時K-POPを早耳的に聴いている人、追ってる人っていうのは、お二人が聴いてきたようなヒップホップやR&B、それから洋楽のメインストリームなポップスの最先端を追ってる人と重なってる感じもあったんでしょうか。

Staxx T
というよりは、たぶんBIGBANGとか2NE1はそういう世界の音楽シーンの最先端なところを追いかけてやってると思うんですよね。

――そうですね。作り手がそうだ。

Staxx T
そのサウンドを理解してカッコいいと思える人たちがファンなわけじゃないですか。っていうことは僕たちが作るのも、要は世界の最先端を見ながら作ってたりするから、少なからず近いものはあると思うんですよね。

――なるほどね。いや、僕、ミュージシャンにこういうプロジェクトとか戦略の話を聞くのがすごく好きで(笑)。

一同
(笑)。
Staxx T
そういうことを考えたがるんですよね、僕たちも。

CREAM

シンガーソングライターのMinami(ミナミ)と、ラッパー / トラックメイカーのStaxxT(スタックス・ティー)が結成したニューグループ、CREAM(クリーム)。
メインストリームを主軸に、EDM、POP、HIP HOPまでを網羅し、他にはないサウンド”NEW J-POP”を作り出す、1ヴォーカル&1MCのマルチユニット。

オフィシャルサイト
YouTube CREAM VISION


1stシングル『Wonderland』

2013年7月17日(水) CD&デジタル同時リリース
RZCD-59414 / 1,260円

【収録曲】
01. Wonderland
02. BABY I LOVE U (CREAMIX)
03. Shooting Star (REMIX)
04. DREAMIN’ MEGAMIX Part 1*
CD-EXTRA 「Wonderland」 Music Video
*including…
Whatever feat. WISE & Tarantula (Spontania) / Without You / Me Cho Creamy / Shooting Star / Money Money Money / DREAMIN’

Amazon
iTunes
レコチョク

リパッケージアルバム
『DREAMIN’+1』

2013年7月17日(水)発売
RZCD-59415 / 2,500円(税込)
全16曲+「Shooting Star」 Music Video収録

【収録曲】
01. Intro
02. Once In A Lifetime
03. KISSING (Flip Side)
04. Shooting Star
05. Without You
06. Nightmare
07. Whatever feat. WISE & Tarantula (Spontania)
08. DREAMIN’ [Interlude]
09. DREAMIN’
10. Me Cho Creamy
11. Money Money Money
12. Fireworks
13. RUNAWAY [Album Version]
14. Goodbye
15. Wait Your Turn
16. Wonderland [Bonus Track]
CD-EXTRA 「Shooting Star」 Music Video

[ LIVE INFORMATION ]
08月09日(金)
「MTV ZUSHI FES 13 supported by RIVIERA」
08月11日(日)
「a-nation island powered by ウイダーinゼリー」
08月11日(日)
「SUMMER SONIC 2013」
08月23日(金)
「CREAM presents WHATEVER」
08月24日(土)
「波音2013」
09月07日(土)
「21st Sunset Live 2013 -Love&Unity-」
09月22日(日)
「イナズマロック フェス 2013」
10月13日(日)
「北海道・道都大学大学祭2013」

インタヴューArchives