ウソツキ特別企画「甘口カレー対談」第一回:竹田昌和(Vo/G)×和田 唱(TRICERATOPS)

ウソツキ特別企画「甘口カレー対談」第一回:竹田昌和(Vo/G)×和田 唱(TRICERATOPS)

ウソツキの「甘口カレー対談」スタート!

ウソツキの4人が、それぞれバンドマンの先輩を招いて送るこの対談連載。カレーを食べながら、音楽について、バンドについて語り合うスペシャル企画です。

第一回のゲストにはTRICERATOPSの和田唱(Vo/G)が登場。お互いの音楽について、歌詞について、レコードについて。そしてウソツキ竹田の敬愛するフジファブリックについて、レアなトークが繰り広げられました。

取材・文=柴 那典

マジックスパイス

今回のカレー処:マジックスパイス 東京下北沢店

2人が食べたのはチキンスープカレー。

スープカレーブームの火付け役。絶妙にブレンドされたスパイスが醸し出すその味は、「一度食べたらやみつきになる」と言われ、“マジスパフリーク”なる言葉を生み出すほど熱狂的に支持されています。有名ミュージシャンやスポーツ選手も通い続ける“マジスパ”は、札幌本店、下北沢店ともに長蛇の列が絶えることがありません。マジックスパイスマスター下村さんがバリ島でソトアヤムを食べた時に「この感動した味をみんなにたべさせたい!」との思いからソトアヤムを日本人向けに味をアレンジしていき、試行錯誤の末に出来上がったのがこのスープカレー!自らインドや、タイをまわって探した約30種類のスパイスを使用しています。「甘い・辛い・酸っぱい」の“三位一体”が売り!!

マジックスパイス 東京下北沢店
東京都世田谷区北沢1-40-15 TEL:03-5454-8801
営業時間:11:30~23:00(平日は15:00~17:30の間、閉店)
定休日:火、水
スープカレーの元祖 マジックスパイス

ーーお二人は今回が初対面なんですよね。

和田:初めてです。

竹田:よろしくお願いします!

ーー二人の共通点としては、まず木崎(賢治)さんという同じプロデューサーの方と一緒に音楽制作をしているというところにあるそうですが。

和田:そうなんですよ。何年目なの?

竹田:僕はインディーズでデビューしたのが去年の6月です。

和田:俺らはもう長いからね。20年くらい一緒にやってるから。

ーー和田さんが最初に音源を作り始めた頃って、どんな感じでした?

和田:いや、もうワクワクしましたね。「ようやく俺の時代がくる!」みたいな感じというか。ようやく自分にとっての楽しい時代が始まるんだ、みたいな感じでしたね。

ーーなるほどね。同じ質問をしようと思うんですけれど。どうですか、竹田さん。

竹田昌和(ウソツキ)

竹田:ああ、僕の中ではまさに現在進行形です。でも、あんまり強く言えないんですけど、わけのわからない自信はある感じですね。

和田:そうだよね。

竹田:でも、不安もあって。わけのわからない自信の周りを漠然とした不安が囲んでるような感じなんです。

和田:僕の場合は「どうだ! こんなの作ったぞ!」って自信満々にリリースしたものが世間から評価された時に、自分の理想と違ってびっくりしたことはありましたけどね。こういう風に伝えたかったのに、全然違う風にとらえられてたぞって。伝わってほしいところがあんまり伝わってなくて、そうじゃないところがクローズアップされてるなって。

ーーそれはインディーの頃?

和田:メジャーデビューしてからですね。僕らのヴィジュアル的な雰囲気もあって、あんまりロックに思われなかった。そこでネガティブなムードに支配されちゃった時があって。若かったからですね。今だったら「好きに言っとけ」って思えるんですけど、あの頃はあらゆる意見に左右されちゃって。ネガティブなムードに支配されちゃったことは否めない。

竹田:僕らも、それはちょっと不安です。

和田:大丈夫だよ。何を言われても、ありのままやればいい。今は自分たちもそうすればよかったって思うから。まあ、いろいろあって今なので結果オーライなんですけど。だから不安になることはないんじゃないかな。

竹田:ありがとうございます!

ーーお互いの新作は聴かれました?

和田:ミニアルバム、聴きましたよ。聴いてくれた?

竹田:ありがとうございます。アルバム聴きました。

ーーどうでした、竹田さんは?

竹田:最後の“ふたつの窓”という曲がすごく好きです。《随分いろいろあったよなぁ お互い成長したもんさ》と歌っていて。その曲はサウンドも昔のトライセラみたいな感じになっていて。その瞬間、なんか泣きそうになったんですよね。

和田:ありがとう。そうなんだ。

ーーそういういろいろな時を経てきたことを歌う曲に共感した、と。

竹田:僕、今回のアルバムの“時空間旅行代理時計”っていう曲で過去を振り返るということをテーマにしていて。戻りたいとか戻りたくないとか、そのような葛藤みたいなのをいろいろ書いたんです。そういう意味では、どこか通じあってる気がします。あと、“虹色のレコード”に《ちゃんと歌詞は二番を歌ってるよ》っていう歌詞がありますよね。あの歌詞はちょっとすごいなって思います。

和田 唱(TRICERATOPS)

和田:ありがとう。あれを聴いた人に「どういう意味ですか?」ってけっこう言われて。ああ、意外と通じないんだなと思ったんだけど。竹田くん、さすがだね。

竹田:いやいや(笑)。

和田:ほんと、それが伝わってくれてよかった。《二番を歌ってる》っていうのは、今はもうくるくる回ってなくて進んでるんだよっていうことを言いたかったから。

竹田:まさに、僕も最初のミニアルバムで“ダル・セニョールの憂鬱”っていう曲を書いたんですけど、そこで繰り返しの憂鬱っていうテーマで悩んでたんです。だから、和田さんのあの歌詞は発明だなって思いました。

和田:ありがとう。発明か、嬉しいな、そういう風に言ってもらって。あれはレコードに喩えて歌ってるので……ところで、レコードじゃなかったでしょ、時代は。

竹田:僕はカセットがギリギリです。レコードは見たことないし、家にもなくて。文献では読んでたんですけど。

和田:あはは。文献で(笑)。じゃあリアルには触れたこともなかったんだ。

竹田:触れたことはいまだにないです。

和田:えぇ~! これが89年生まれと75年生まれの違いだ。いや、俺らは、まだギリギリでレコードだったから。

竹田:今も普段からレコードを聴いてるんですか?

和田:そうそう、結構買い集めてるよ。CDが出てくる前のものって、なるべくレコードで聴いたほうがいいんじゃないかなって思って。プレイヤーとスピーカーもちゃんと、それなりに古いやつを使ってる。自分より年上のね。最近のCDとかもそのシステムを通して聴いてるんだよね。なんかそういうミクスチャー感覚みたいなのがすごい好きなんで。

ーーミクスチャー感覚?

和田:古いものと新しいものが融合されてる感じが個人的に好きなんだよね。古い機材を揃えてるからって別に古いレコードばっかり聴いてるわけじゃなくて、最新のCDもそのシステムで聴くっていう、その感じが好きなの。

竹田:古いスピーカーでハイレゾ聴くみたいな感じですかね。

和田:まさにそういうこと。それは音楽でもそうで、俺はミックスしちゃうんだよね。たとえばロカビリーは好きだけれど、リーゼントしてキャデラック乗ってグレッチ持ってという感じにはしない。好きなものっていろんなところに散らばってると思うんだよね。


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ウソツキ
ウソツキ

竹田昌和(Vo,Gt)が高校生の頃からオリジナル曲を作り始め、2011年2月に活動がスタート。2012年3月に5曲入り自主制作盤『雨降るバス停』をライブ会場限定で発売する。その後、2013年の夏に現在の吉田健二(Gt)、藤井浩太(Ba)、林山拓斗(Dr)の4人編成となり、都内を中心に活動している“王道うたもの”バンド。
2014年6月4日に、DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECTからデビュー・ミニアルバム『金星人に恋をした。』をリリース。タイトル曲である「金星人に恋をした」は、全国ラジオ局でのパワープレイを多数獲得した。

< RELEASE INFORMATION >
2nd Mini Album『新木場発、銀河鉄道は行く。』

2015年1月21日(水)発売
UKDZ-0160 / 1,500円(税抜)
[ 収録楽曲 ]
1. 新木場発、銀河鉄道
2. 過去から届いた光の手紙
3. 一日だけヒーロー
4. 綿飴とりんご飴
5. 時空間旅行代理時計


< LIVE INFORMATION >
「超USOTSUKA NIGHT」ウソツキ -oneman live-
日時:4月1日(水) OPEN 18:30 / START 19:30
会場:下北沢CLUB Que
チケット:前売り 2,500円 / 当日 3,000円(1ドリンク別)
※〈青春割〉18歳以下の方は、当日受付にて1,000円キャッシュバック
ぴあ / ローソン / イープラス
問:下北沢CLUB Que 03-3412-9979

オフィシャルサイト



TRICERATOPS
TRICERATOPS

和田唱(Vo/G)、林幸治(B)、吉田佳史(Dr)のスリーピースからなるロックバンド。1996年結成、同年5月にイ ンディーズよりミニアルバム『TRICERATOPS』を発表。同7月にシングル「Raspberry」 でメジャーデビューを果たし、キャッチーなメロディとダンサブルなロックサウンドで人気を呼ぶ。精力的なリリースやライブ活動を続 け、これまでに11枚のオリジナル アルバムを発表。2012年7月、15周年記念ベスト『DINOSOUL-BEST OF TRICERATOPS-』をリリース。2014年12月に4年3ヶ月ぶりとなる新作『SONGS FOR STARLIGHT』を発表。

ニューアルバム
『SONGS FOR THE STARLIGHT』


2014年12月10日発売
TTLC-1005 / 2,593円+税
01. GRRR! GRRR! GRRR!
02. HOLLYWOOD
03. スターライト スターライト
04. ポスターフレーム
05. GOOD ENOUGH
06. PUMPKIN
07. 僕はゴースト
08. 虹色のレコード
09. FLASH!!!
10. 恋するギターとガーベラの花
11. ふたつの窓
※特典音源CD付き


< TOUR INFORMATION >
TOUR 2015 ”TRICERATOPS ‘R’ GOOD ENOUGH”
5月24日(日) なんばHatch
6月04日(木) Zepp Tokyo
6月05日(金) Zepp Tokyo
6月07日(日) Zepp Nagoya
全席指定 4,950円(税込/ドリンク代別)
チケット発売日:3/28(土)各プレイガイド一斉発売

オフィシャルサイト


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